WFHｘオンライン悪くない！ ～今日はポジティブな話～
前回までのブログでは、事実は書いていたものの、少々ネガティブ論調が多かったので、今回は、この3カ月で感じている、オンラインWFH(Work from Home、因みに日本以外の私の周りではこれが良く使われています)生活と日本の特徴のいいところを集めてみた。
＊ 総じてオンライン賛成
少なくとも私の周りでは8割方がWFH賛成派だろう。理由はいくつか考えられるが、時間がある程度自分でコントロールでき、自分の時間を自分のペースでつくれることが大きそうだ。（逆に自由であることが不自由、会社にいることが安心、という声もあると聞く）加えて、東京や大阪など大都市では電車通勤がなくなることが大きい。時間的だけでなく、体力的にも、精神的にも、あらゆる角度からプラスに働いている。WFH生活に慣れると、朝決まった時間に通勤は辛そうだ。
＊ ちゃんとコミュニケーションがとれる
一緒の場所(オフィス)に居ないということはコミュニケーションが悪くなるはずが逆の現象がみられる。確かにコミュニケーション量は減ったかもしれないが、オンラインで画面を通して話すと、必ず相手の顔を視て話す。そして相手の顔を視て聴く。自然と１on１ができている。逆に言うと、オフィスでちゃんと相手と対面して傾聴したコミュニケーションができていなかったということだ。ただ、顔以外の表情が見えないのは要注意。
＊ オンライン１on１の効果絶大！
という話を耳にする。オフィスでもよく話していたと思っていたのに、相手のことを全然わかっていなかった。WFHになって相手が理解できるようになったという声。要するに、家で、自分の空間で、リラックスした中で、周りの眼も気にせず、１on１でしっかり相手を視て話すと、自然と仕事以外の話が出る。オフィスでは仕事の指示しかしていなかった上司から「元気にやってるか？家族はどうだ？少しは家事の手伝いしているか？」「一人で大丈夫か？ちゃんと食べているか？」とプライベートな話が出る。これは心理的距離がグッと縮まる。是非、このカルチャーをオフィスでも！
＊ プライベート感
衣類が会社のように暗くない(笑)（特にスーツの会社）。背景をバーチャルにしない場合、部屋の色味、家具、片付き具合、子供の声や姿、ペット、、、等々から、プライベート感が出て、会社ではわからなかった人柄が見えてくる。これは悪いことではない。ただ、もちろんプライバシーと表裏一体の注意は必要。
＊ 少人数の会議は悪くない。ただ、ハード議論は難しい
目の前にド～ンと顔のある少人数会議では意見が出やすくなったという声も聴く。実は何キロも離れているはずなのに、距離を近く感じ、何か話さなくてはいけない感情が湧くのではないか。逆に顔が大きく映り、特に表情が出にくいと、プレッシャを与える事実にも注意が必要。きつく捉えられることもある。これに加え、如何せん、微妙なタイムラグや通信の問題があり、ハードなディベイトには向かない。何より、熱量が伝わらないのが辛い。
＊ 大人数の会議やセミナーではチャットが威力！
これも経験者は多いだろう。リアルな場では、大人数だと皆が遠慮したり忖度したり、とにかく声が出ず、議論にならないことが多い。セミナーや研修で質問のある人はと聞いても、誰も返事が出ないのも同じだ。これが、チャット機能をオープンにすると、多くの意見が得られる。相手の反応を気にせず、自分のタイミングで発信できるのがいいのだろう。しかし、慌てて端的に書くため、言葉がきつく捉えられたり、誤解も与えることがあるので注意
＊ 話がソフト＆ブレイクになる
画面越しに怒鳴る人いないでしょう！しかも家で！(笑) WFHからオンラインでのコミュニケーションでは、口調がソフトになる。くだけた、親しみやすい、柔らかい会話帳になる。是非、このカルチャーもオフィスに持ち帰りたい！
＊ その他、まだまだ気付きが、、、
・ ある大企業で会議に参加した時、自宅から参加されていた社長が「俺、立ち上がれないんだよね。下ジャージだから」と言われて笑が起こり、一気に社長との距離が縮まった。
・ 私の大学授業での話。zoomで70名に授業を開始した直後、自分のPC（通信ではなく）がダウン！立上なおして、恐々戻った時に、学生から笑いと拍手喝采が起こった！逆にその後、授業が進めやすくなった！(笑)（ホストが落ちてもバックアップ継続機能が付いたzoomに感謝！）
・ 子供やペットも含め家族がずっと家で一緒にいて、夫婦だけでなく子供の学校や就活とも場所ｘPCｘWiFiを取り合いしている人は、一人暮らしの社員に「お前、ひとりでいいな」とか言ってしまう。とんでもない！何カ月もひとりでいる方が遥かに精神的は大変！ちょっと相手の立場に立って考えてみようう！（今月オフィスに戻って、一番活き活き話していたのは、一人暮らしの若者という話を聴いた）
・ 今後もリモートが続き、めったにリアルに会わない職場では、偶に会ってランチや飲み会をやると、盛り上がること間違いなし！この機会を有効に！
まだまだ続く楽しいリモート！(笑)