リーダーによる場創り

投稿者 aas 日時 2017年9月21日

『「リーダーっていうのはこれです!」と言って、スクリーンに大きくエアコンコントローラの写真を映写!意味わかりますか?』 という話を、時々、研修やセミナーでします。これは、私が以前、アメリカのコンファレンスで経験したものです。要するに、Climate(気候=気温や湿度=場の雰囲気)を決めるのがリーダーだ、という話です。部屋に入った時のリーダーの表情や最初の一言で、その部屋の温度は決まりますよね!という意味です。「だから、朝一は、笑顔で“おはよ~!”で始めましょうね」というわけですが、最近、自分でも驚くほど、場のコントロールってできるんだなと思うことがありました。

同じ会社で同じ階層(部長や課長)のマネジメント研修などをしていると、毎回、同じ内容を、同じ講師(私)が、ある程度同じような文化を持った人達に行うのですが、私の体調や気持ちで場が変わります。やっぱり、私が疲れていて、それが表に出てしまう場合には、場も沈みます。(もちろん、それは無いようにしていますが) 最初から私が厳しい話をして入ると、場は締まりますが、変な緊張感も走ります。最初から笑顔でジョーク交じりの話で入ると、やっぱり場はなごみます。

が、先日、“はっ”とすることがありました。その日は、なぜか私が朝からご機嫌で、明るく楽しく、いい感じで研修をスタートしました。参加者もいつになく活発に発言も出ていて、笑い声も起こる良い感じで進みました。ついつい、私もジョークを多発しいつも以上に盛り上げ、狙い通り、クラスのディスカッションも盛り上がりを見せていました。ところが、、、気が付くと、皆さん、話の脱線が多くなり、時間にもルーズになり、休憩時間からの戻りが遅かったり、勝手に部屋を出ていく人まで出てきたのです!この会社でこんなことは今までありませんでした。自分なりに締めるところは〆ていたつもりだったのですが、、、。いや~~、反省と共に、良い気付きを頂けました。やっぱり、場創りはリーダー次第!(この場合、必ずしも講師はリーダーではないですけどね。)