ランチでちょっと思ったこと
先日昼食をとったレストラン(普通の定食屋)での光景。
どこの国の人だろう？アジア系の女性に案内された。急いでいてオーダーは決めていたので、席につくなり「生姜焼き定食下さい」と言ったら、戸惑いながら「はい」と答え、振り向いて店長らしき人を呼んだ。店長が来て注文を取り直し。その後も見ていると、どうも日本語はほとんどわからない感じ。隣に来た男性は水を持ってきた同じ女性に「注文良いですか？」と聞いた後、通じないととっさに察し「Order、OK？」と何と英語で確認。女性は「OK」と答え、男性はメニューを指で刺しながら注文。私と違って何と出来た人だろう！女性は注文を聞いた後、下がってすぐに「店長～！」。で店長が来て「すみません。もう一度ご注文伺います」と、、、。あれっ？！
その女性の役割は、どうも片づけと新しいお客さんを席に案内して水を出すまでが仕事らしい。ところが、人の出入りが激しくなってくると、片付けと案内で手一杯で水まで手が回らなくなってきた。あっという間に、席にはついているものの、水が運ばれていないお客さんが増えてきた。店長が「水～！そっちは、いいから水先に持ってきて！」と数回叫ぶ。その都度、女性は「はい」と答えるものの、片付けが忙しく水には手が伸びない。人で不足何だろうなと思いつつ、“やっぱり仕事って、作業を教えるのではなく、その目的や意味を教えないとダメなんだな”と、何気なく見て考えていた。
とそこに、外国人のお客さんが入ってきた。すると、今度は店長がオロオロ、さっきの女性店員がてきぱきと案内し、英語で注文まで取っているではないか！「そうか！そういう分業か！」 ファストリテーリングで聞いた「中国からの爆外の客が入る店を含め、店でどんな言葉をしゃべれる人間をどの位雇うかは、店長に任せています。だって本社じゃ分からないから」と聞いた話を思い出した。
ところで、彼女の時給は幾らなんだろう？