ライブ配信イベント感想2
前回ブログに書いてから、さらに、この一週間でWebベースのミーティングやイベントに複数参加した。使ったシステムは、それほど変化はなく、Zoomを軸に、MS Team、UMU、Slido等を使った。
昨日は、家で時間を持て余している?子供相手のプログラム、“オンラインおうち学校”(一般社団法人 アルバ・エデュ主催)で一時間講座を担当させて頂いた。講座名は「外国人とお友だちになる」。やってみた感想は、面白かった!&難しかった!
しかし、地方の子供たちで、学校はもちろん近所に外国人など全くいない幼稚園生や小学生に、“外国人と友だちになる!”というテーマは無謀だったかもしれない!(笑)
授業の入り口で、ローラ、大坂なおみ、八村塁の写真を見せて、「この人たち知ってる?誰だかわかる人?」という問いかけからスタートしたのだが、すぐに小さな男の子が「はちむらうい~!」と言ってくれて、良いスタートは切れた。が、結果としては、どうしても、私がしゃべりすぎたのと、普段オジサンしか相手にしていないおじさんとしては、どうしても説明調になってしまったのが反省点。
以下、今回の気づきを記録しておく。因みに、プラットフォームはZoomをベースに、その上でアンケートを取るのにUMUを使った。
多様な参加者で誰にフォーカスして話すかの判断と切り替えが難しい。
今回は幼稚園生から中学生と余りにターゲットの幅があったわけだが、そのおかげで気づけた。やはり、一堂に会したFTFと違いZoomの小さな窓で、しかも一人一人が別窓だと、当然全員の表情を追えるわけはなく、一人にフォーカスしている間、他の参加者の表情(いや、それ以前に空気感)が読めない。
一体感の醸成が難しい。
当たり前の話だが、それぞれの参加者の“場”(環境)が異なっている前提になる。一人で部屋にいる子供。兄弟で参加している子供。後ろにお母さんがいる子供、、、。本人の周りに他の興味の対象が存在するか、どれだけ集中できるか、、、。この“場”を画面を通して醸成することを学ぶ必要あり。
表情が読めない。
以前も書いたが、私は比較的参加者の表情を意識して話すので、それは、画面上では限界がある。
問いかけが重要!
今回は特に子供たちが相手だったので、興味を持たせ続け、飽きさせないために、集中力を続けさせるためにも、余り間をあけずに、コンスタントにかつバランスよく問いかけ続けることが重要と学んだ。
一方通行で話し続けるとどんどん離れ距離ができる。感覚的には、小学生は3~5分、多分大人でも10分以上の一方通行はダメ。
スライド映写よりスケッチブック!
これは、以前にも書いたが、画面をスライド映写に切り替え、こちらの顔が見えないようにするのはダメ。対人ではなく対スライドの会話にしてしまうと、引き付けが弱くなる。そうではなく、スケッチブック/紙のスライド資料をカメラで自分の顔と一緒に映しながら話すことで、会話が成立する。
会話とチャットの併用は悪くない
今回、スピーカーを通して会話をしつつ、チャット機能も併用した。今回は低学年の子供たちが勝手に自分のペースで話すことも多く、私もその相手に意識を撮られる場面が多く、こうなると大人である中学生らは話しかけ難くなったわけだが、彼らはチャットで質問や意見を入れてきて、それに気づいた私がチャット質問にも対応して答えるという流れが比較的うまくいった。が、これはあくまで限定的な人数だったからで、これが50名100名になってくると難しいだろう。
配信サイドでの会話が有効という発見。
こちら配信再度にも2~3人待機していて、その間でのキャッチボール会話があると、そこで“場”ができる。こちらに“場”があると、画面の向こう側もその“場”入りやすくなると感じた。
使い方、昨日説明は、ちゃんと事前に!はMust。
今回は対象が子供だったから特にこれは必要であったが、大人相手でも、チャット利用の有無と使い方、ミュートするのかしないのか、画面で会話するためのボディーランゲージのルール、などを参加者間で事前に確認しておくことが有用。
UMUは難しかったかな?
やはり、小学生には難しかった。ただ、全員が参加できる場をつくるということでは、UMU等の活用はよい。特に今回のようにアンケートを取り、参加者の属性や考えの傾向を掴むには良い。Zoomの中で、ちょこちょこUMUを活用するのは簡単で相性もよく、今後も試行錯誤したいと思った。
主催のアルバエデュさんの初動は早かった。コロナウイルス対策で学校が突然休校になってしまった子供たち向けに、いち早くこのシリーズを始められた2週間強前は、開始が早くお母さんたちも飛びついていただき、全国から多くの子供たちの参加があったものの、その後、複数の似たサービスも立ち上がり、また今週からは学校が再開されたところもあり、今週から参加者は激減したようだ。それでも、四国や九州からも含め幼稚園児から中学生まで参加頂いたことには感謝。