グローバル研修~ひとりごと
やっぱり、言葉の問題なのか?或は日本人の特性か? 色々な企業でこれからグローバルに活躍してもらわなくては困る選抜メンバー(だと思っているのですが)の研修を担当させて頂くことが増えている。このような研修はグループに分けて、ほとんどはワークショプ形式でディスカッションしてもらい、そこにアクションラーニングを突っ込んでいく。そんな形で進める。
同じような研修の場でも、5人グループで4名が外国人でひとり日本人のチームだと、英語力関係なく日本人も溶け込み、その存在を特別意識しなくても進めることができる。特に最近はアジア各国からの参加者が多い場合が増え、その場合、日本人も馴染みやすいように思う。しかし、同じグループに日本人が二人になると、どうも日本人の発言が減り、日本人同士二人でコソコソと休み時間に話す姿が見えるようになる。ま、この後者はどこの国の人でも同じだと思うが、、、。そして、日本人がマジョリティーになると、外国人が日本人に合わせるようになり、これはこれでひとつの形が出来上がる。ただ、外国人の参加者は言いたいことが半分も言えていないのではないかと見える場合もある(もちろん個人差はあるが)。これが、日本企業の伝統的な現地法人の姿に近いかもしれないなと思うことがある。何となくまとまっているように見えるのだが、決してダイバースし活性化した場にはなっていない。(ただ、上記は全て日本本社の企業内の話であり、本当に外の場に飛び込んだ時には、かなりのディスカッション力がないと、日本人はおいて行かれる!これは前職でも度々見てきた)
研修として一番やりづらいのは、参加者全員が日本人で英語でやるという研修だ。これは、参加者も英語力が低いとフラストレーションが溜まる。そして、それ以上に議論が浅いものになってしまい、ファシリテータにとっても、何を目的に何処に力点を置くかが非常に難しくなる。深い議論は日本語でしてもらい、インストラクションやプレゼンテーションは英語というのもやってみるが、それでは議論が“日本語(の思考)”から抜け出ない。やはりある程度のコミュニケーション力がないと、英語での英語研修と、内容を深めるコンテンツ研修は分けるべきかと思う。しかし、彼らもいつ海外の現場に出るのか分からないわけで、少しでも、先に気付きを与え場慣らしをしてあげたいようにも思い悩む。
そして、何より、同じような内容をやっていても、このような場の違いにより、私のValueのあり所が異なり、できる限りのValueを出そうと思った時に、自分のポジショニングに悩む。自分のValueが最も出ると思うあり方と会社からのニーズ(依頼)にギャップがあるところの詰めが難しい。試行錯誤は続く、、、。